2008年07月29日

星新一を知ってますか?

知ってる人は知っている。
知らない人は覚えてね。
・・・どこかで聞いたような(汗

それはそうと、星新一をご存知でしょうか?

昭和30-50年代に活動した著名なSFショートショート作家ですが、
今でもたまにテレビで特集をやってるんですよ、
というかついさっきやってたのです。

全ては見れなかったんだけど
「宣伝の時代」って話が印象的でした。

〜〜
技術が進歩して、人間自身が広告になる宣伝の時代。
ある動作をした時に商品の宣伝を自動的にするという契約を結ぶ。

例えば誰かと握手をしたら「やぁ久しぶりxxコーヒーは最高だよ」
例えば誰かとキスをしたら「xxはキスの味」

これらが本人はほとんど意識することなく口から出てくる。
そんな感じで町には宣伝をする人の声が溢れてる。
〜〜

思わずアドセンスやアフィリエイトを連想してしまいました。
形は違えど、ほとんど意識することなく個人が広告塔になっている。
ネットには広告が溢れ、広告が一切ないサイトを探す方が難しいくらい。

ちゃんとオチもあり、それも今のネット広告にぴたりとはまって
すごく先見性のある人だったんだなと改めて思ったのでした。
posted by くおん at 00:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月02日

宇宙全体の進化論

最近、電車の中で読んでる本のご紹介。

「宇宙は自ら進化した」(原題:The Life of the cosmos)

10/30に書いた「酸素が語る宇宙の物語」に引き続き、宇宙物理学の本です。

この本はかなり難解です。。
読むのに時間がかかるし、すっと頭の中に入ってこない。
いろんな疑問が湧きながら、でももっともな部分も多い。
いかに現在、一般的に当然と思って受け入れていた宇宙像に矛盾があるかを示し、同時に新しい解釈を提示してくれます。

この本に書かれてる理論はあくまで仮説でしかないけれども
いままでの世界観をひっくり返すような内容です。
特に、これまでの科学と宗教・哲学との関わりに言及しつつ
新しい解釈を取り入れる正当性を説明してくれています。

その解釈とは、
 物理学の法則そのものが時と共に進化してきた。
という驚くべきものです。

近代の科学は、電気学と磁気学が統一されて電磁気学ができたり、光と重力が統一されて相対性理論がされる、という
「物理の基本法則は究極的には統合できる」
という理想を求めて相対性理論と量子力学を統合した大統一理論が模索されています。
その統一理論の隠れた前提となるのが、
「普遍的で不変な物理法則が存在する」ということ。

筆者はこの「普遍的で不変な物理法則が存在する」自体が
一種の神秘主義・宗教だと指摘する。
確かに「普遍的で不変な物理法則が存在する」保証はどこにもない。

さらに加えて、「普遍的で不変な物理法則が存在する」とした場合の
大きな矛盾点をしてきします。

その矛盾とは熱力学の第2法則、エントロピー増大の法則と
現実世界の複雑さ(地球だけでなく宇宙的な組織化された構造)との矛盾。

熱力学の法則(エントロピーの増大)とは、ものすごく簡単に言うと
「閉じられた空間内にあるものはほっとくと同じ温度になる」
ということ。

例えば、お湯の中に冷えたペットボトルを入れて放っておけば、
そのうちにお湯は冷え、ペットボトルは暖められて同じ温度に落ち着く。ということ。

これが何故現実世界と矛盾するのか?

例えば宇宙全体に当てはめた時に、
明らかに熱い領域(星)と冷たい領域(それ以外)に分かれている。
なぜ、エントロピー増大の法則にしたがって混ぜあわないのか?

例えば生物圏に当てはめた場合、
人間をはじめとする恒温動物は外気温に関わらず、
生きている限りは一定の体温を保っている。
何故外気温と同じ温度にならないのか。

こういった素朴な疑問を積み重ね、
あくまで仮説ではあるけれども
従来の物理学理論では説明のつかなかった事例を
生物学理論的に解釈すると辻褄があうよ、という
新たな宇宙論の解釈が大変興味深い内容になってます。


ご参考までに、amazonの紹介文をコピーしときます。
〜〜ここから〜〜
内容(「BOOK」データベースより)
究極の統一理論が見えてきた!素粒子から銀河までを、生物学と哲学の視点を借りて描き出した画期的な宇宙論。宇宙のすべてを説明できる理論は、生物の進化の理論と共通点があるのではないか。

内容(「MARC」データベースより)
進化論が説くように、宇宙も自然選択と自己複製をくり返しながら現在の形になったのではないか。生物学や哲学の発想を交え、自己組織化、ガイア思想、動力学等のテーマに触れつつ、現代物理学の最先端を易しく解き明かす。
〜〜ここまで〜〜



posted by くおん at 13:12| Comment(2) | TrackBack(1) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月30日

酸素が語る宇宙の物語

最近は電車の中で本を読んでる事が多いです。
しばらく読書離れしてたんだけど気が向いたので。

気分によって読みたくなるジャンルは違うけど
宇宙とか生物の進化とか、そういう類の本は昔から好き。

そんなわけで今読んでるのは
「コスモス・オデッセイ〜酸素原資が語る宇宙の物語〜」

今この瞬間に地球上にあるひとつの酸素原子に着目して
この酸素原子は一体どこから来たのか?

宇宙が始まった直後、まだ物質がなかった瞬間から
星々が形成されて原子や分子が生成され、
やがて太陽系、地球、生命が生まれ進化して人が登場するまで
この酸素原子はどのように振舞ってきたかの歴史の物語。

内容は物理学や天文学が主体だけれどもそれだけでなく
地質学や生物学、遺伝学にまで及んでいて読んでいると
今、地球にこれだけ多様な生命がいることが
どれだけ奇跡的なことかとつくづく感じてしまう。

そんな意味で気に入った一文を引用。
〜〜引用ここから〜〜
私たちは、いつの日か自分たちの棲みかを住み続けるのに適さない場所にしてしまうかもしれないが、この星はかつては住めない場所だったのであり、私たちがそれを早めようが早めまいが、再びそうなるのは間違いない。
近い将来は私たちにとって重要かもしれないが、地球はすでに、私たちがもたらしそうな破壊より多くの破壊を経験しているのだ。
私たちにできるのは、やがてひどくなるとわかっている状況を最大限に利用することだけのように私には思われる。この意味で、いつものとおり、運命は準備をしている者にほほえむ。
(p259-260)
〜〜引用ここまで〜〜


ちょっと話はずれるけど
最近はエコブームが本格化していますよね。
クールビズやウォームビズとかチーム-6%とか。
これらの取組み、ワタシもしてますよ。
何年も前から自宅の冷房設定は30℃、暖房は18℃だし
こまめに電気も消すし移動は基本的に電車だし。

でもね、ずっと違和感を感じてるんです。
エコなことを「地球にやさしい」って表現する事に。

引用文はこの違和感の理由をサラッと説明してますね。
人が地球を守るなんておこがましい。


コスモス・オデッセイ―酸素原子が語る宇宙の物語
posted by くおん at 00:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。